臨床試験における耐性変異(海外データ)
「禁忌を含む使用上の注意」等はドラッグインフォメーションをご参照ください。
本剤は海外臨床データに基づき承認されたため、審査で評価された海外臨床試験の結果を紹介します。そのため、一部、国内未承認の薬剤の成績が含まれています。
臨床試験における耐性変異(SPRING-2試験)(海外データ)
テビケイ群では、INSTI及びNRTIに対する耐性変異はいずれも0例でした。
プロトコールで規定されたウイルス学的治療失敗(PDVF※)時における耐性変異発現例数(投与48週及び96週)(ウイルス学的エンドポイント)

※ PDVF:Protocol Defined Virologic Failure
注 PDVFの定義:投与24週から48週までにHIV-1 RNA量≧50copies/mLが2回連続及び/または投与48週後にHIV-1 RNA量≧200copies/mLが検出された場合
RAL:ラルテグラビル INSTI:HIVインテグラーゼ阻害剤 NRTI:核酸系逆転写酵素阻害剤
a)T97T/A、E138E/D、V151V/I、N155H b) A62A/V(n=2)、K65K/R、K70K/E、M184M/I、M184M/V、M184V
c)T97T/A、E138E/D、V151V/I、N155H d) K65K/R、 K70K/E、M184V、A62A/V(n=2)、M184M/I、M184M/V
臨床試験における耐性変異(FLAMINGO試験)(海外データ)
テビケイ群では、INSTI、NRTI及びPIに対する耐性変異はいずれも0例でした。
臨床試験における耐性変異(SINGLE試験)(海外データ)
テビケイ+ABC/3TC群では、INSTI、NRTI及びNNRTIに対する耐性変異はいずれも0例でした。
プロトコールで規定されたウイルス学的治療失敗(PDVF※)時における耐性変異発現例数(投与48週、96週、144週)(ウイルス学的エンドポイント)

※ PDVF:Protocol Defined Virologic Failure
注 PDVFの定義:投与24週時以降にHIV-1 RNA量≧50copies/mLが2回連続及び/または投与48週後にHIV-1 RNA量≧200copies/mLが検出された場合
ABC/3TC:アバカビル/ラミブジン配合剤 EFV/TDF/FTC:エファビレンツ/テノホビル/エムトリシタビン配合剤(国内未承認) INSTI:HIVインテグラーゼ阻害剤 NRTI:核酸系逆転写酵素阻害剤 NNRTI:非核酸系逆転写酵素阻害剤
a) K65K/R b) K101E、K103K/N、K103N+G190G/A、G190G/A c) K101E、K103K/N(n=2)、K103N(n=2)、G190G/A d)K101E、K103K/N、G190G/A
臨床試験における耐性変異(SAILING試験)(海外データ)
投与24週及び48週におけるテビケイ群のINSTIに対する耐性変異は、それぞれ2例、4例に認められました。
プロトコールで規定されたウイルス学的治療失敗(PDVF※)時におけるINSTIに対する耐性変異発現例数(投与24週及び48週)(ウイルス学的エンドポイント)
投与48週において、テビケイ群でINSTI耐性変異が認められた4例のうち1例はベースライン時にRALに対する主要な耐性変異が認められました (Q148H/G140S pathway)。残り3例のうち2例はR263KまたはR263R/K mixture、1例はV151V/Iの耐性変異が認められましたが、それらの FC†は2未満あるいは変化なしでした。

※ PDVF:Protocol Defined Virologic Failure
† FC:Fold Change
注 PDVFの定義:
・ウイルス学的無効:投与16週までにHIV-1 RNA量減少が<1 log10 copies/mL(<400copies/mLの場合を除く)、または投与24週以降にHIV-1 RNA量≧400copies/mLが連続して検出された場合
・ウイルス学的リバウンド:HIV-1 RNA量<400copies/mLに至った後にHIV-1 RNA量≧400copies/mLに再上昇した場合、HIV-1 RNA量最低値が≧400copies/mLの場合に、最低値よりも>1 log10 copies/mLの上昇が確認された場合
RAL:ラルテグラビル INSTI:HIVインテグラーゼ阻害剤
臨床試験における耐性変異(VIKING-3試験)(海外データ)
投与24週後において、16例に投与に伴うINSTIに対する耐性変異が認められました。
プロトコールで規定されたウイルス学的治療失敗(PDVF※)時におけるINSTIに対する耐性変異発現例数(投与24週)(ウイルス学的エンドポイント)

※PDVF:Protocol Defined Virologic Failure
注 PDVFの定義:
・ウイルス学的無効:投与16週までにHIV-1 RNA量減少が<1 log10 copies/mL(<400copies/mLの場合を除く)が連続して、または投与24週時以降にHIV-1 RNA量≧400copies/mLが検出された場合
・ウイルス学的リバウンド:HIV-1 RNA量<400copies/mLに至った後にHIV-1 RNA量≧400copies/mLに再上昇した場合、HIV-1 RNA量最低値が≧400copies/mLの場合に、最低値よりも>1 log10 copies/mLの上昇が確認された場合
* L74L/M(n=1)、E92Q(n=2)、T97A(n=8)、E138K/A(n=7)、G140S(n=2)、Y143H(n=1)、S147G(n=1)、Q148H/K/R(n=4)、N155H(n=1)、E157E/Q(n=1)
INSTI:HIVインテグラーゼ阻害剤
TVCX00134-D1902D 改訂年月2019年2月