CUSTOMIZE試験

「禁忌を含む注意事項等情報」等は、ドラッグインフォメーションをご参照ください。

CUSTOMIZE試験(海外データ)患者対象調査

ウイルス学的抑制が得られている成人HIV-1感染症患者およびその患者を治療している医療関係者を対象とした調査

<参考情報>AIM、IAMスコア

患者の治療への受容度を評価したAIM※1 (治療受容度)スケールの平均スコアについて、ベースライン(投与1ヵ月時)、4ヵ月時、12ヵ月時で、それぞれ4.6、4.6、4.8でした。患者の治療への適切度を評価したIAM※2 (治療適切度)スケールのスコアは、ベースライン(投与1ヵ月時)、4ヵ月時、12ヵ月時で、それぞれ4.6、4.6、4.8でした。

<参考情報>AIM、IAMスコア

※1 AIM: acceptability of intervention measure。受容度を評価するツール。受容度を評価したい項目を1. meets my needs、2. is appealing to me、3. I like、4. I welcomeの4つの評価基準に当てはめ、それぞれを5段階(1=強く同意しない、2=同意しない、3=どちらともいえない、4=同意する、5=強く同意する)で評価した。点数が高いほど受容度が高く、スコアの範囲は4-20点。

※2 IAM: intervention appropriateness measure。適切度を評価するツール。適切度を評価したい項目を1. seems fitting、2. seems suitable、3. seems applicable、4. seems like good matchの4つの評価基準に当てはめ、それぞれを5段階(1=強く同意しない、2=同意しない、3=どちらともいえない、4=同意する、5=強く同意する)で評価した。点数が高いほど受容度が高く、スコアの範囲は4-20点。

<参考情報>治療法の選好性への影響

患者の治療法の選好性について、CAB注射剤+RPV注射剤の1ヵ月間隔投与の治療を好むと回答した患者は、投与から4ヵ月時で84%、12ヵ月時で92%でした。

<参考情報>治療法の選好性への影響

※ 参加者1名のデータが欠落していた。

<参考情報>HIVTSQsスコアの変化量

患者の治療への満足度を評価するHIVTSQs※(治療満足度)の総合スコアについて、ベースライン(投与1ヵ月時)からの変化量は、投与から4ヵ月時+1.50、12ヵ月時+2.56でした。投与から12ヵ月時の各項目別のHIVTSQsスコアは、6点満点中4.8~5.9点でした。

<参考情報>HIVTSQsスコアの変化量

※ HIVTSQ:HIVにおける治療満足度質問票

<参考情報>患者が報告した治療の障壁となる要因

患者が報告した治療の障壁となる要因のうち、最も多い回答は「特になし」で、投与から4ヵ月時で66%、12ヵ月時で74%でした。次に多かった回答は「注射部位反応」で投与から4ヵ月時で28%、12ヵ月時で15%でした。

<参考情報>患者が報告した治療の障壁となる要因

(試験の限界) CUSTOMIZE試験はCAB注射剤+RPV注射剤の1ヵ月間隔投与による治療の承認前に実施されたため、サンプルサイズは小さく、また参加者にとって治療環境がリアルワールドと乖離している部分があった。またCOVID-19のパンデミックにより、医療機関が通常通りの診療を行えない、インタビュー時間が制限される等の問題が生じたほか、患者にアンケート調査やインタビューの報酬として25 ドルを支払った。

引用文献

  1. Garris, C.P., et al.: J Int AIDS Soc 25(9), e26006(2022)
    [本試験の著者にはヴィーブヘルスケア(株)、グラクソ・スミスクライン(株)の社員が含まれる。]

PM-JP-CBR-WCNT-220004 | 改訂年月2025年5月