注射の準備・投与方法

<2ヵ月に1回投与>

製剤および包装

1ヵ月間(少なくとも28日間)の経口導入を行い、その後注射治療を開始します

経口剤カボテグラビル錠およびリルピビリン錠を食事中または食直後に1日1回、1ヵ月間(少なくとも28日間)を目安に服用し、忍容性を確認します。

カボテグラビル錠およびリルピビリン錠による経口導入の最終日に、ボカブリア+リカムビス®の注射治療を開始します。

経口導入には、カボテグラビル錠とリルピビリン錠を用います。

経口剤カボテグラビル錠およびリルピビリン錠

注射治療には、ボカブリア水懸筋注とリカムビス®水懸筋注を用います。

ボカブリア水懸筋注600mg(3ml)とリカムビス水懸筋注900mg(3ml)

ボカブリア水懸筋注とリカムビス®水懸筋注の同梱物および注射に必要な準備物

ボカブリア水懸筋注600mg(3ml)
リカムビス水懸筋注900mg(3ml)

注射に必要な準備物

(ボカブリア水懸筋注およびリカムビス®水懸筋注の包装には含まれていません)

  • シリンジ 2本
    (5mL、用意出来る場合にはルアーロック)
  •  注射針 2本
    (懸濁液吸引用、用意出来る場合にはルアーロック)
  •  21~23ゲージの注射針 2本
    (用意出来る場合にはルアーロック、セーフティニードル)
    ※ 注射針の長さは、BMIを考慮し、臀部の筋肉に到達するものを用いてください。
  • 手袋(非滅菌可)
  •  アルコール綿 4枚
  •  ガーゼパッド 4枚
  •  医療用廃棄物回収容器

一度の注射治療で、2種類の注射を行います

保存情報

  • ボカブリア水懸筋注

    • 室温で保存してください。
    •  凍結を避けてください。
    • 冷蔵庫で保存していた場合は、少なくとも15分間室温に置きます。
  • リカムビス®水懸筋注

    • 必ず2~8℃の冷蔵庫で保存してください。
    • 凍結を避けてください。
    •  注射前に、バイアルが常温(25℃以下)になるように少なくとも15分間待ちます。
    •  冷蔵庫から取り出した後は、冷蔵庫に戻さず、常温(25℃以下)で保存し6時間以内に使用してください。
      6時間以内に使用しなかった場合は、廃棄してください。

ボカブリア+リカムビス®の注射治療の手順

薬剤の保存から注射の投与といった、注射治療の一連の手順を図でご確認いただけます。

ボカブリア+リカムビス® 取扱説明書

注射の準備から投与方法をご確認いただけます。

ボカブリア+リカムビス取扱説明書

引用文献

  1. ボカブリア水懸筋注 電子添文 2023年8月改訂(第3版)
  2. リカムビス®水懸筋注 電子添文 2023年8月作成(第2版)
  3. ボカブリア水懸筋注 取扱説明書
  4. リカムビス®水懸筋注 取扱説明書

PM-JP-CBR-WCNT-220004 | 作成年月2023年12月