「禁忌を含む注意事項等情報」等は、ドラッグインフォメーションをご参照ください。
SOLAR試験
(CAB+RPV OLI群と、BIC・FTC・TAF群の12ヵ月時点の結果)
国際共同第Ⅲb相臨床試験
試験概要
【目 的】
抗レトロウイルス療法(ART)による治療を受けている成人HIV-1感染症患者において、経口ARTを継続した場合とカボテグラビル(CAB)注射剤+リルピビリン(RPV)注射剤の2ヵ月間隔、筋肉内投与に切り替えた場合の有効性、安全性、及び患者報告アウトカムを検討する。
【対 象】
ビクテグラビル(BIC)、エムトリシタビン(FTC)、テノホビルアラフェナミド(TAF)の経口投与により、6ヵ月以上のウイルス学的抑制が得られている成人(18歳以上)HIV-1感染症患者670例(スクリーニング前6ヵ月間以上、かつスクリーニング時の血漿中HIV-1 RNA量<50copies/mL)。
【方 法】
対象を長時間作用型のCAB 600mg+RPV 900mgを2ヵ月に1回筋肉内投与する群(CAB+RPV Q2M群)とBIC 50mg・FTC 200mg・TAF 25mgを1日1回経口投与する群(BIC・FTC・TAF群)に2:1の比で無作為に割り付けた。CAB+RPV Q2M群では、CAB 600mg+RPV 900mgの筋肉内投与開始前に、4週間CAB 30mg+RPV 25mgを1日1回経口投与する経口導入(OLI)を実施するかは選択可能とし※、経口導入を実施する場合はCAB+RPV OLI群、経口導入なしで注射剤を投与する(SWI)場合はCAB+RPV SWI群注)とした。CAB+RPV SWI群は11ヵ月間、CAB+RPV OLI群は12ヵ月間(経口導入の1ヵ月間を含む)、BIC・FTC・TAF群は12ヵ月間投与した。
【評価項目】
SWIは11ヵ月、OLIは経口導入を含む12ヵ月時点の成績を評価した。
有効性:12ヵ月目におけるウイルス学的抑制(血漿中HIV-1 RNA量<50copies/mL)、ウイルス学的ノンレスポンス(血漿中HIV-1 RNA量≧50copies/mL)、ウイルス学的失敗(CVF、血漿中HIV-1 RNA量≧200copies/mLを2回連続)が確認された患者の割合、患者の治療満足度(HIVTSQs)への影響、患者の注射部位反応の受容性[Perception of Injection(PIN)質問票]への影響、患者の治療法の選好性への影響(治療法の選択理由を含む) 等
安全性:有害事象、注射部位反応 等
【解析計画】
CAB+RPV OLI群およびBIC・FTC・TAF群における評価項目の解析は、統計解析計画書において事前に規定されていた。主試験のCAB+RPV OLI群とBIC・FTC・TAF群を対象に解析を実施した。評価項目はmodified intention-to-treat exposed(mITT-E)集団、安全性は安全性解析対象集団を解析対象とした。評価項目の解析には記述統計を用いた。
(試験の限界)SOLAR試験では、非核酸系逆転写酵素阻害剤(NNRTI)レジメン及びプロテアーゼ阻害剤レジメンの治療歴がある患者が除外されており、結果を一般化することはできない。妊婦及びB型肝炎との重複感染者は除外されていた。登録時期がCOVID-19のパンデミックと重なり、女性の登録率が目標を下回った。持続的なプロトコル逸脱(組み入れ基準への不遵守)が認められたため、1施設の11例を除外する形でITT-E集団を修正した。
※ 経口導入については、治験責任医師と患者のインフォームド・コンセントに基づく話し合いにより患者が最終的に決定し、任意に実施した。
注)経口導入なしでCAB+RPVを投与した集団(CAB+RPV SWI群)の結果については本邦で承認された用法及び用量に準拠していないため掲載しない。ボカブリア錠及びボカブリア水懸筋注、リカムビス®水懸筋注の効能又は効果に関連する注意については最新の電子添文を参照。
本邦で承認されたボカブリア水懸筋注及びリカムビス®水懸筋注の用法及び用量は、1ヵ月間隔投与(CAB注射剤600mg及びRPV注射剤900mgを投与し、以降はそれぞれ400mg、600mgを1ヵ月に1回投与)及び2ヵ月間隔投与(CAB注射剤600mg及びRPV注射剤900mgを投与し、初回投与後1ヵ月後にそれぞれ600mg、900mgを投与、以降はそれぞれ600mg、900mgを2ヵ月に1回投与)です。
引用文献
- [Adachi, E., et al.: J Infect Chemother 31(12), 102834(2025)]
[本試験に関する費用は、ヴィーブヘルスケア(株)及びヤンセンファーマ(株)の支援を受けた。著者には、ヴィーブヘルスケア(株)及びグラクソ・スミスクライン(株)の社員や株を所有している者が含まれる。] - [Ramgopal, M.N., et al.: Lancet HIV 10(9), e566-e577(2023)]
[本試験に関する費用は、ヴィーブヘルスケア(株)及びヤンセンファーマ(株)の支援を受けた。
著者には、ヴィーブヘルスケア(株)、ヤンセンファーマ(株)及びグラクソ・スミスクライン(株)の社員や株を所有している者が含まれる。また、 ヴィーブヘルスケア(株)及びヤンセンファーマ(株)が過去に、謝礼を支払った者が含まれる。]
PM-JP-CBR-WCNT-220004 | 改訂年月2026年6月